がん自体が遺伝子の変異によって引き起こされている

体細胞ががんになるのは、DNAや遺伝子の異常が原因といえます。
がん細胞内では、数個~数十個の遺伝子に変異が入っているのが見られるためです。

 

がんを引き起こす2つの遺伝子

 

  • がん遺伝子(優性の表現型)
  • がん抑制遺伝子(劣性の表現型)

 

がん遺伝子
父か母のどちらかの染色体に変異が入っていると子に影響する。
元々は細胞の増殖を制御するはたらきをする善玉タンパク質を作る遺伝子だが、DNA変異が入り悪玉に変わってしまった。
「ras」という遺伝子が代表例で、ras遺伝子が活性化するとがん細胞の増殖が始まる。

 

 

がん抑制遺伝子
相同染色体の両方に遺伝子変異がある場合にだけ、子に影響する。
父母の2人とも持っている確率は低いためこの遺伝子の表現型は珍しいが、ある細胞のがん抑制遺伝子に異常や欠損があると
がん抑制遺伝子はもともと、異常な細胞増殖を抑制したり細胞の周期を調節するはたらきを持っているが、これが欠損していると異常細胞の増殖が止まらなくなりがん化する。
「P53遺伝子」という遺伝子が代表例で、P53遺伝子が不活性になるとがん細胞の増殖がとまらなくなる。

 

つまりがんは、がん遺伝子が傷ついたりがん抑制遺伝子がはたらかないために、細胞増殖の異常がとまらなくなることによって発症していると言えるのです。


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