23andMeなど海外の遺伝子検査会社の注意点

23andMeなど海外の遺伝子検査会社の注意点

23andMeはGoogleが出資していることでも有名な、アメリカ・カリフォルニア州にある大手のDNA解析会社です。
遺伝病の有無や疾病リスクについてサイト上で結果が見られると欧米では人気ですが、そういった海外の遺伝子検査サービスを日本から利用する場合はいくつもの問題点があります。

 

日本人向けの遺伝子解析をしていない

 

たとえば23andMeの場合、ヨーロッパ系人種だと解析される遺伝子数は254ありますが、アジア人は約半分しか解析してもらえず結果が出ない項目が多数あります。

 

23andMeはアメリカ人向けの遺伝子検査会社であり、ゲノム解析の根拠としている論文で取り上げられているサンプルは欧米人の割合が高いです。
そのため欧米人に多い疾病について比重が置かれており、日本人に身近であってもリスクがわからない病気もあります。

 

トラブルがあっても自己責任・分析結果の説明も不十分

 

日本は23andMe遺伝子検査キットのサービス対象外地域です。

 

アメリカに住んでいる人・業者に代理購入を依頼し日本に送ってもらうことはできますが、検査ができなかった場合でも返金されません。
また、トラブルが起きたとしても全て自分で交渉することになり、アフターサポートも受けられません。
現に2010年には、96人の顧客に間違えて他人の解析結果データを送ってしまうというミスがありました。
サイトの掲示板フォーラムで話題になるとすぐに訂正の連絡があり対応は早かったそうですが、こういった不測の事態の場合面倒なことになります。

 

さらに、解析結果を見るためには、送られてきたメールから自分で23AndMeのサイトに会員登録しログインする必要があります。
説明はすべて英語で書かれていて、ブラウザの翻訳機能を使っても英文読解の苦手な人にはわかりづらいし、書かれていることを誤解してしまう可能性も高いためおすすめできません。

 

輸入代行を頼むと値段が高くなる

 

輸入代理業者もビジネスなので当たり前ですが、手数料を大幅に上乗せされています。

 

アメリカ国内で23andMeを注文する場合は、検査キット一式で99ドル。
1ドル100円とすると、1万円程度になります。
日本国内を対象にした代行業者のサイトをいくつか見てみると、2万円から2万5000円ほどで販売されています。

 

検査キットが送られてくる日数も業者によって異なります。
商品の到着までに3週間から4週間かかり、すぐに遺伝子サンプル(唾液)をアメリカに送っても結果が出るのはさらに1ヶ月程度先です。
その他に、返送する送料や再検査にかかわる自己負担になることもあるので、利用する時はよく説明を読んだ上で注文するのがいいでしょう。

 

 


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